株式会社大誠樹脂 > 品質管理体制 > IR分析・DSC分析

IR分析

大誠樹脂は樹脂を、機械的・物理的・化学的にその性質を見る方法、物質の元素単位で確認する方法など、あらゆる角度から調べております。
 
しかし、従来は物質(樹脂)の組成、中に含まれているものの分析、異常が発生した際の分析などは人的要因(人材)、物質的要因(検査機器)から外部の検査機関に依頼せざるを得ませんでした。
 
そのような状況の中、それらを自社内で分析するために人材の育成を進め、2011年にIR分析装置を導入してあらゆる樹脂の組成を自社で分析することができるようになりました。併せて、最近多くなってきた複合材(数種類の樹脂を使っている複合的な素材)の分析にも積極的に活用しております。
  IR測定

DSC分析

 

もう一つの分析装置としてDSC分析装置を2015年に導入しました。この装置は融点に着目した分析方法です。

 

融点とは、水の融点が0度というように物質が熱によって溶ける瞬間の温度で、それぞれの物質毎に融点は決まっています。                          物質の融点を分析することで、物質の特定が容易になります。

 

大誠樹脂はリサイクル材料として様々な樹脂を入荷しており、その中には樹脂の種類が混雑している物や、複合材、複数の樹脂の合わせ材などの素材があるため、この分析装置を活用して各物質の特定を厳格に行っております。

 

DSC分析装置の導入によってIR分析では難しかったものでも分析することが可能になり、また両方を活用することによって更なる分析レベルの向上にも繋がりました。

 DSC
PAGETOP